Sunday, September 26, 2010

青木崇高 :「龍馬伝」後藤象二郎役を熱演

NHK大河ドラマ「龍馬伝」で、福山雅治さん(41)演じる坂本龍馬と対立する土佐藩参政の後藤象二郎を演じる俳優の青木崇高さん(30)。自分の撮影がない日もスタジオを訪れ、撮影の見学をしているという青木さんに撮影の裏側を聞いた。
 青木さんは02年、映画「マッスルヒート」でデビュー。06年のNHK土曜ドラマ「繋がれた明日」に主演したほか、連続テレビ小説「ちりとてちん」(07年)、映画「おっぱいバレー」(09年)などに出演している。
 後藤象二郎は、土佐藩の上士で、義理の叔父に当たる参政・吉田東洋の暗殺により失脚するが、尊皇攘夷(じょうい)派の衰退とともに藩政に戻り、土佐勤王党を弾圧し、武市半平太や岡田以蔵の取り調べを行い、攘夷派からは敵として恨まれたが、その後、参政となって龍馬が結成した海援隊の後ろ盾となり、龍馬と共に大政奉還に尽力した人物だ。
 ドラマでは、第10回から登場し、吉田東洋に気に入られた龍馬に嫉妬(しっと)し、毒殺を試みたというエピソードも描かれている。第4部では龍馬と清風亭で会談、貿易結社「海援隊」結成の基を作る第40回「清風亭の対決」が見どころ。
 撮影が約1年におよび、これほど長期間、歴史上の人物を演じるのは初めてという青木さんは「(自分の)撮影日の2倍は見学に来ています。収録を見たいんです」と話し、初めて撮影にプログレッシブカメラを導入するなど斬新な演出の「龍馬伝」への出演に、「こういう瞬間に立ち会えて……という幸せがすごくある」と感慨深げだ。
 「清風亭の会談」は、台本で25ページ、ドラマでも最長の約18分間に及ぶシーンとなった。カメラ5台で同時に撮影され、後藤さんは自主的に体重を10キロ増やして貫禄をつけた。同番組の鈴木圭プロデューサーは「青木君の気迫がすばらしかった」と絶賛している。

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